鉄骨鳶とは?仕事内容や他の鳶職との違い、役立つ資格を解説します。  

皆さんこんにちは!東京都足立区南花畑を中心に一都三県で、足場鳶、重量鳶、鉄骨鳶と幅広く対応している黒沼建設です。


「鳶職」と聞くと、どのような仕事をイメージするでしょうか。実は鳶職にはさまざまな種類があり、担当する作業はそれぞれまったく異なります。この記事では鳶職のなかでも「鉄骨鳶」について、仕事内容や他の鳶職との違い、役立つ資格などについて解説します。


鳶職の歴史や魅力についてコチラでも解説しているので、ぜひご一読ください


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■鉄骨鳶とは?



鉄骨鳶とは、建設現場で鉄骨を組み立てる専門職で、高層ビルや商業施設、橋梁などの骨組みを構築する重要な役割を担います。危険を伴う作業で難易度も高く、鉄骨鳶として活躍するためには豊富な経験と高いスキルが必要です。


鉄骨鳶の仕事は「下まわり」と「取り付け」の2つに分かれて作業を行います。それぞれの仕事内容について解説します。


◆下まわり

「下まわり」とは、地上での作業を担当するグループです。鉄骨にワイヤーを装着する「玉掛け」作業を行い、鉄骨をクレーンを用いて高所へ上げる仕事を担当します。鉄骨の大きさや形状に合わせて吊り方を検討し、使用するワイヤーの数や吊り上げる順番、クレーンの速度などを考慮しながら作業をするため、経験やスキルが求められます。


なによりも安全性が重要な作業なので、集中力や判断力も重要です。鉄骨が落下すれば大事故につながるため、安全確認を徹底し、高所でもスムーズな作業ができるようにサポートします。


◆取り付け

「取り付け」は、クレーンで吊り上げられた鉄骨を高所で組み立てる仕事です。高所作業が基本での作業は天候の影響を受けやすく、大変な危険を伴います。高所になるほど強風の影響を受けやすいため、安全に留意した作業が求められます。


作業内容については、まずは吊り上げられた鉄骨をボルトやワイヤーで仮固定し、高力ボルトで本締めを行い、溶接を行って鉄骨同士を接合していく流れが一般的です。集中力や繊細さも必要はもちろん、体力も必要になる仕事です。



■鉄骨鳶と足場鳶の違い



鉄骨鳶と名称が似ている「足鳶職」ですが、仕事内容はまったく異なります。足場鳶は、さまざまな工事現場で使用される足場を組む仕事です。


まず、足場鳶は、戸建て住宅やマンション、ビル、商業施設などの建設現場で高所作業をする際に必要な足場を組む職人のことを指します。現場の状況に合わせて足場を組み立てる的確な判断力や、安全に作業を行う判断力や集中力が求められます。


対して鉄骨鳶は、鉄骨を組み上げて建物の骨組みを作る職人のことを指します。重量のある鉄骨をクレーンで吊り上げる作業や高所で組み立てる作業を行なうため、より危険を伴う難易度の高い職種でもあります。



■鉄骨鳶として働くメリット



鉄骨鳶として働くメリットとしては、ニーズに応じた高いスキルや専門性が身につく点があげられます。現場でさまざまな経験を積むことで、より大規模な建築プロジェクトに参加することも可能になり、指導者や監督者への昇進も目指せるでしょう。


また、鳶職の職歴は一生のキャリアとなり得るため、年齢を重ねても活躍できる場がある点もメリットといえます。


黒沼建設では従業員の安全を最優先に考え、未経験の方も安心して働いていただけるよう、一丸となってさまざまな対策と教育をおこなっています。


コチラのブログにて詳細に記載しておりますので、ぜひご覧ください。


関連ブログ「黒沼建設で取り組んでいる安全対策を紹介!従業員の安全は何よりも重視しています



■鉄骨鳶に必要な資格と役立つ資格



未経験から鉄骨鳶として働くためには、まずは安全知識や基本作業の技術を学ぶ必要があります。未経験から働ける会社では教育制度が整っているケースが多いため、先輩職人の指導のもと、現場作業を経験しながら段階的に知識やスキルを身につけていくことになるでしょう。


さらに、資格取得支援制度などを活用して、鉄骨鳶必要な知識やスキルを身につけ、専門性を高めることも大切です。ここでは鉄骨鳶の必要な資格や役立つ資格を紹介します。


◆玉掛け

鉄骨鳶では、地上で鉄骨にワイヤーを装着させる「玉掛け」という作業があり、この玉掛けという作業は資格の保有者しか行うことができません。玉掛の資格取得には、1t未満の荷物を扱う玉掛け作業を行う際に受講する必要がある「玉掛け特別教育」の講習と、1t以上の荷物を扱う玉掛け作業を行う際に受講する必要がある「玉掛け技能講習」の2種類があります。


◆建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者

建築物の骨組みや、高さが5m以上である金属製の部材により構成されるものの組立て・解体また変更の際には、現場の監督・安全指導として「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」の有資格者を配置することが法律で定められています。


◆タワークレーン組立・解体作業指揮者

「タワークレーン組立・解体作業指揮者」は、クライミングクレーンの組立解体作業の指揮者に必要な資格です。所定の講習を受けることで、修了証を取得できます。


◆工事用エレベーター組立解体作業等作業指揮者

「工事用エレベーター組立解体作業等作業指揮者」は、工事用エレベーターの組立解体作業の指揮者に必要な資格です。所定の講習を受けることで、修了証を取得できます。


◆フォークリフト運転技能講習、特別教育

フォークリフトの運転にはこの資格が必要となる。

大型現場では持っていないと仕事にならない程に重要となる資格。

技能講習修了証では、1トン以上、 特別教育修了証では1トン未満の制限がある。

資格の取得には、技能講習、 特別教育のどちらも18歳以上であること。

4日間で約4万円の受講料がかかる。


◆高所作業車運転技能講習、 特別教育

高所作業車の運転にはこの資格が必要となる。

技能講習修了証では、作業床の高さ10m以上の全ての高所作業車の運転ができ、特別教育修了証では、作業床の高さ2m以上10m未満の制限がある。資格の取得には、技能講習、特別教育のどちらも18歳以上であること。普通自動車免許をもっていれば、2日で約4万円で取得出来る


◆小型移動式クレーン運転技能講習

小型移動式クレーン運転技能講習は、カニクレーンや移動式のミニクレーンの運転に必要となる技能講習です。


◆動力巻き上げ機運転特別教育

動力駆動式のホイスト、ウインチ、チルクライマーなど、巻き上げ機の運転に必要な資格です。クレーンなどの機械を使用できない場所で使用されることが多く、高層ビル建築のタワークレーン解体時にも必要となることが多いです。


鉄骨鳶・鳶職としてより高収入を実現しながらキャリアを築いていくために、資格取得は非常に強力な武器となってきます。しかし、資格の取得には費用もかかるため、黒沼建設では充実した資格取得支援制度を整備しています。安心してキャリアアップしていける黒沼建設で「鳶職」を極めましょう。


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黒沼建設は、経験豊富な鳶職人が多く在籍し、一人一人を尊重した教育を行う制度があるため、未経験者でも安心して勤めることができます。


また、足場鳶と重量鳶、鉄骨鳶など鳶に関するすべてを手掛ける会社であり、マンションから大型施設まで施工を行うため、さまざまな現場でキャリアを積むことが可能です。


とび職に必要な資格取得支援制度や残業がほぼナシなのでライフワークバランスが整っており「未経験」「キャリアチェンジ」どちらでも安心して働ける環境です。皆さんの「やる気」を全力で応援する弊社で是非「鳶職人」としてのキャリアを完成させませんか。


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