足場って危険?危険なイメージの足場屋のリアルと実際の安全対策をお教えします。  

皆さんこんにちは!東京都足立区南花畑を中心に、一都三県で足場鳶、重量鳶、鉄骨鳶と幅広く対応している黒沼建設です。


足場屋は危険なイメージをもっている方が多いかもしれませんが、実際にはさまざまな法令が整備され、現場では徹底した安全対策が行われています。この記事では、建設業における労働災害の現状や事故の事例、最新の安全対策などについて解説します。




■足場屋って危険?最新のデータで知る建設現場のリアルな現状



参照:建設業労働災害防止協会「<資料1> 建設業における労働災害の発生状況」より


令和6年のデータによると、労働災害全体における建設業の割合は、全体の約30%を占めています。この数字を見ると「多いな」と思われる方も多いかもしれません。しかし、業界全体で労災を防ぐためのさまざまな取り組みが行われたり、各企業の安全意識が高まったりしていることで、以前に比べると大幅に減少しているのです。



参照:建設業労働災害防止協会「<資料1> 建設業における労働災害の発生状況」より


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■足場は危険?実際に現場で発生している事故の内容



参照:建設業労働災害防止協会「<資料1> 建設業における労働災害の発生状況」より


建設業界では年間に発生する労働災害事故の約30%が発生しており、その中でさらに30%を占める、最も多い労災事故は「墜落・転落」です。ここではどのような状況で「墜落・転落」が発生しているのかについて、事例を交えて解説していきます。


◆不注意による事故

解体工事現場で墜落した事例では、廃材を高さ9メートルの3階床面から1階に押し落としていたところ、廃材とともに3階から1階に墜落した事例があります。また、屋根瓦の漆喰の塗り替え作業中に転落した事例では、屋根に置いてあったものを取ろうと手すりに乗った際に、高さ5メートルの足場から転落したケースもあります。


◆足場の不備による事故

作業床が外されていた箇所から墜落した事例では、高さ7メートルの箇所での作業中、足場の階段開口部付近から階段外側に設置されていた手すりを越えて、地上まで墜落したケースがあります。なお、階段開口部には手すりなどはありませんでした。


◆足場の組み立て・解体作業中の事故

足場の組立作業中に墜落した事例では、作業状況の確認のため足場上を移動中、組み立て作業中の足場の作業床未設置の開口部から墜落したケースがあります。また、解体作業中に墜落した事例では、枠組足場を解体中に移動式クレーンで5本の単管パイプを荷揚げしていたところ、単管パイプが荷崩れして落下し、枠組足場上にいた作業員も約20メートル下に墜落しました。


上記のように、さまざまな状況で労働災害は発生しています。とくに建物の解体などの際に、足場が不安定な状態での作業、安全対策(手すり)の未設置などの不備、疲労や体調不良などによる不注意となどが原因として多いように見受けられます。しかし、このような「労働災害」は未然に防ぐことが可能です。


次項では実際に建設現場で行われている安全対策について、具体的に解説していきます。


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■足場って実は安全?最新の安全対策と足場屋さんの働き方



建設業界での「落下」に関する法令や義務化された安全対策は、労働安全衛生法やその他の規制に基づいて定められています。以下に、最新の法令や義務化されたものをまとめました。


◆1.労働安全衛生法(労働安全衛生法第6条)


【事業者の責任】

事業者は、労働者の安全を確保するために必要な措置を講じる義務があります。


【安全管理体制の構築】

事業者は、作業現場において、危険を予知し、予防策を講じるための安全管理者を配置し、適切な安全教育や指導を行う義務があります。


◆2.建設業労働安全衛生規則


【足場の設置】

高さ2メートル以上の場所で作業を行う際には、足場を設置する義務があります。


【高所作業車やクレーンの使用】

高所作業車(リフトやクレーンなど)を使用する場合、その使用方法や設置基準について規定があります。


◆3.労働安全衛生規則第25条(高所作業)


【安全帯(ハーネス)の着用義務】

高所作業を行う作業員には、安全帯やフルボディハーネスの着用が義務付けられています。作業員は、命綱でしっかりと固定する必要があります。


【作業前の危険予知活動】

高所作業を始める前に、作業員とともに危険予知活動(KY活動)を行い、作業の危険要素を確認し対策を講じることが求められています。


◆4.建設業における落下物防止対策(建設業労働災害防止協会)


【落下物防止ネットの設置】

高所作業において、作業員が使用する工具や資材が落下しないように、ネットを設置することが求められています。


【作業エリアの周囲にフェンスの設置】

落下物が周囲の作業員や通行人に危害を及ぼさないように、周囲にフェンスや防護ネットを設置することが義務付けられています。


◆5.安全帯(命綱)の使用義務(改正:令和3年)


令和3年(2021年)の改正労働安全衛生規則では、安全帯や命綱の使用義務が強化されました。とくに、「安全帯の使用基準」や「使用時の点検義務」が厳格化されています。


【命綱の着用基準】

命綱を適切に取り付けるための基準が明確化され、安全帯や命綱の使用が義務化されています。


【点検の義務】

命綱や安全帯は、使用前に必ず点検を行い、不具合があれば使用しないことが義務付けられています。


◆6.安全管理者の配置義務(建設業法第16条)


現場における安全管理者の配置が義務付けられています。安全管理者は、現場の安全状況を常に監視し、作業員の安全を確保するために指導や監督を行います。


◆7.指導・教育義務(労働安全衛生法第59条)


事業者は、作業員に対して定期的に安全教育や訓練を行い、特に高所作業や危険作業に関しては専門的な指導を行う義務があります。高所作業に関する教育プログラムや訓練を実施し、作業員にリスクを認識させ、正しい安全対策を徹底させることが求められています。


◆8.その他の関連法令


建設業界での落下防止に関しては、法令や規則に基づいて多くの義務が課せられており、これらの対策を遵守することは企業の責任です。とくに高所作業時の足場設置や安全帯・命綱の使用、作業員の教育・訓練は法令で義務化されており、これらの遵守を徹底することで、日々の現場運営の安全が守られています。


黒沼建設では、徹底した安全対策と人員体制で「万が一」の事故を防いでいます。また、多様な鳶職を軸に管理キャリアへのステップアップを目的としたフォロー体制も整っています。ぜひ一緒に働きましょう!


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◆幅広い経験を積んでさまざまなキャリアの選択ができる

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