皆さんこんにちは! 東京都足立区南花畑を中心に一都三県で、足場鳶、重量鳶、鉄骨鳶と幅広く対応している黒沼建設です。
鳶の仕事は、建築業界のなかでも高収入であることが知られています。
加えて資格を取得したり、職長に登り詰めればさらにお給料がアップ。
キャリアアップとともにがっつり稼げるお仕事なのです。
キャリアを積めばそれだけ仕事のやりがいも増え、お給料にも反映されるという相乗効果はうれしいですよね。
では具体的にどのようにキャリアを積んでいけばよいのか、またキャリアアップのためにはどんな資格が必要となるのでしょう?
今回は、足場職人として必須の資格にはじまり、キャリアアップに有利な資格まで、詳細にご紹介します。
■鳶職の需要は途絶えることが無く、安定した業界
「建設は鳶に始まり、鳶に終わる」と言われるように、建設現場は足場鳶がいなければ始まらず、そして終えることもできません。
では、鳶が身を置く建設業界の今後の動向は、どのようなものなのでしょう。
最近はインフレによる資材費や土地代の高騰で新築が減って、業界は総じて不景気なのでは……と思われるかもしれません。
たしかに住宅についていえば少子高齢化に伴い、新築着工数が減っているのは事実ですが、中古住宅や中古マンションのリノベーションは活発に動いています。そしてどのマンションも10年〜15年ほどで外壁などのメンテナンスが必要に。このような現場でも鳶は活躍しています。
また住宅を離れて少し広い目で見れば、都市開発もさかんで、多くの公共施設のプロジェクトが動いており、鳶は引く手数多(あまた)。
建築業界では高齢化に伴いDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入やAI化が進められていますが、鳶の仕事はAIで置き換えられるものではありません。
したがって、これからも鳶のニーズは減ることがないと言われています。
鳶職も建設業回の例に漏れず高齢化が進んでいるため、未経験者でも一人前に育てようと取り組む会社が多く、チャレンジしやすい仕事と言えます。
■黒沼建設へ入社後に目指せる資格
実際に黒沼建設では、未経験からのスタートでも、先輩社員が徹底サポート。安心して資格取得をめざせる環境を整えています。
では、一例としてキャリアプランと資格の関係を紹介します。
●入社時
まずは、足場づくりの基礎から学びましょう。そしてベテランの先輩たちの現場に参加し、かんたんな作業や資材の整理などを手伝いながら、部材の名称や完成までのプロセスを目で見て学んでいきます。
・足場の組立て等作業従事者特別教育
鳶として働くうえではじめに取らなければならない資格です。足場を安全に組むために必要なノウハウや、やっては危険なことなどを学びます。
またこちらは手がける足場の高さには関係なく必要とされる資格で、労災防止強化のため、労働安全衛生規則を一部改正して平成27年7月1日より義務化されたものです。
経験者と初心者では受講時間が変わってきます。
・フルハーネス型安全帯特別教育
鳶に必須のアイテム、文字通り命綱であるフルハーネスの使い方を学びます。
法改正により平成31年2月以降、高所作業をする場合は、これまで使われてきた安全帯ではなく、フルハーネス型・墜落制止用器具を着用することが義務づけられました。
それに伴う特別教育が、「足場のフルハーネス型安全帯特別教育」で、高所作業における墜落事故防止器具を正しく使用するための教育です。講習内容は学科と実技からなります。
●1年目~
職長の指揮に従って足場を組み立て・解体しながら経験を積み、スキルアップしてゆくのがこの時期です。現場経験を積むごとに、仕事が面白く感じられる時期でもあります。
・玉掛け技能講習
足場作業で使うクレーンにはフックが付いており、そこにモノをかけて移動させますが、このフックにモノを掛けたり取り外す作業全般を「玉掛け」と言います。
クレーンは非常に重量のあるモノを運ぶこともあり、ミスをすれば大きな事故を招きかねません。「玉掛け技能講習」を受講することで、安全上の知識を有し、操作方法を習得した証となり、「玉掛け免許」を取得できます。
「玉掛け技能講習」を修了すれば、1トン以上の荷物も取り扱えるようになります。ちなみに1トン未満のものだけ扱える資格は、「玉掛け特別教育修了」になります。
「玉掛け技能講習」も学科と実技からなり、一般的には3日間の講習で取得できます。
●3年目~
十分に実力をつければ、次にめざすは責任者のポジション。
単に経験を積み、まわりから認められたからといって、つとまるものではありません。
「足場の組立て等作業主任者教育」や「職長・安全衛生責任者教育」などを受講して資格を取得することが必要になります。
・足場の組立て等作業主任者教育
足場組立のリーダーとして、部下や仲間への足場の組立ての配置・手順・指示・監視を行います。
※「つり足場(ゴンドラのつり足場を除く)張出し足場又は高さが5メートル以上の構造の足場の組立て、解体又は変更の作業」を行う場合は、事業主は足場組立て等作業主任者技能講習を修了した者のうちから作業主任者を選任し、その者に当該作業に従事する労働者の指揮を行わせなければならないと定められています。
・職長・安全衛生責任者教育
現場で采配をふるうリーダーが職長で、ある意味、一つのキャリアの到達点。職長として働くメリットは大きく、さらなるキャリアアップにも大きな影響をもたらします。
職長になるためには、「職長安全衛生責任者教育(職長教育) 」の受講がマストです。
安全衛生教育の一環として位置づけられているため、年齢や実務経験も問われないので、基本的に誰でも受けることができます。ただし職長は責任も重大。ふさわしい経験を積んでから受けるのが一般的です。
・鉄骨組立等作業主任者
高さが5m以上の鉄骨の足場を組み立てるプロジェクトに携わる場合に必要となる資格です。受験資格は21歳以上で、鉄骨の組立・解体作業の実務経験が3年以上の人が対象です。
建物の基礎・鉄骨の組立てのリーダーとして、組み立てる順序の決定やスタッフの配置、手順指示、監視などを行います。
・型枠支保工作業主任者
型枠支保工(かたわくしほこう)とは、スラブや桁(けた)のコンクリート打設時に組む、型枠を支持する足場のこと。支保工足場の組立解体の作業には、この資格が必要です。
●8年目~
8年も勤めれば会社の立派な屋台骨。現場を預かるだけでなく、会社の経営を左右する存在にもなり得ます。受験するために7年以上の実務経験が必要で、受かると公共の仕事も受注できる「とび一級技能士」を取得すると一人前のキャリアを築くことができます。
・とび1級技能士
とび技能士とは、作業の段取りから仮設建築の組み立て・解体、掘削や土留めなど、鳶職全般にわたる技能を認定する国家資格です。
1級・2級・3級のランクに分かれており、数字が少ないほど難易度はアップ。
3級は受験資格も問われませんが、1級ともなると7年以上の実務経験、あるいは2級に合格して2年以上経っていること、または3級合格後4年以上の実務経験が求められ、受験そのもののハードルが高い資格です。合格率は約30%で難易度の高さがうかがえます
その他、必要に応じて、以下のような資格ももっているとお役立ちですよ。
資格がたくさんあって大変……というイメージをもたれるかもしれませんが、一つひとつのハードルはそれほど高くありません。
また資格を取得すれば作業内容の幅も広がるので、キャリアアップにつながります。
・フォークリフト特別教育(1トン未満)
・フォークリフト技能講習(1トン以上)
・床上クレーン特別教育(1トン未満)
・床上げクレーン技能試験(5トン未満)
・移動式クレーン特別教育(1トン未満)
・移動式クレーン技能試験(5トン未満)
・高所作業車特別教育(10m未満)
・高所作業車技能講習(10m以上)
・ゴンドラ特別教育
・クレーン組立・解体作業指揮者
・工事用エレベーター組立・解体作業指揮者
・ガス溶接
・アーク溶接
詳しくはコチラをご覧ください。
■鳶職が今より高収入を得られる資格
鳶職として高い収入を得る資格といえば、前述の「とび技能士(1級〜3級)」や「足場の組立等作業主任者」「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」が挙げられます。
ほかにも次のような資格もオススメです。
・足場の組立等作業主任者能力向上教育
足場作業主任者の資格をもっている人を教育講習のことで、足場や部材にまつわる知識や、足場の組立の安全・保守管理を学びます。
これは労働安全衛生規則にのっとって、資格修了から5年以上経過している場合に受講が義務付けられているもの。一度講習を受ければ終わり、ではなく、さらにその5年後も定期的に受講が求められます。
・仮設工事施工安全監理者/仮設工事設計安全監理者
建設現場の足場の安全監理や点検を行う人に向けた講習で、受講後に実施される試験に合格すると資格が取得できます。
「仮設工事施工安全監理者」では、主に現場の足場を点検する人に向けた講義が行われます。「仮設工事設計安全監理者」では、現場の点検に加え、計画段階での足場設計や点検に関する講座となっています。
・足場の組立て等の業務に係る特別教育講師養成講座
教育担当の講師向けの講座で、足場の作業方法に加え、次世代への教育方法の習得が掲げられています。工事の設備や作業環境、労災防止などについて1日かけて学びます。受講が終了すると修了証明書を受け取れます。
■資格取得支援制度など「稼ぐ×キャリアアップできる」環境を整えた、東京都足立区南花畑の有限会社黒沼建設で一緒に働きませんか?
黒沼建設は、経験豊富な鳶職人が多く在籍し、一人ひとりを尊重した教育制度を確立しているため、未経験者でも安心して勤めることができます。
とび職に必要な資格取得支援制度も整えており、キャリアアップのための資格取得も応援しています。
足場鳶と重量鳶、鉄骨鳶など鳶に関するすべてを手掛ける会社であり、マンションから大型施設まで施工に携わるので、さまざまな現場でキャリアを積むことが可能です。
残業はほぼナシでライフワークバランスが整っており、「未経験」「キャリアチェンジ」どちらでも安心して働ける環境です。皆さんの「やる気」を全力で応援する弊社で是非一緒に盛り上げていきましょう。
黒沼建設の社風・働き方が気になる方は、よろしければ下記ページをご覧ください。