【鳶職人の環境から見る2024年問題】残業規制で鳶職人の給料は減ってしまうのか!?

2024年問題、インボイス制度・・・

どれも一人親方として働いている身としては、大きな痛手。


インボイス制度については理解が深まっているけれど、これから始まる2024年問題(24年3月執筆時点)についてはいまいちわからない。

年収や働き方にいったいどのような影響があるのだろう?


といった方々に、プロの足場屋が2024年問題に伴う影響について、メリットデメリットも含めて解説いたします。



■今さら人に聞きづらい! 建設業における「2024年問題」の影響とは?



建設の仕事をするなかで、最近たびたび耳にする「2024年問題」。

しかし、2024年問題とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

まずは、今さら人には聞きにくい、2024年問題の詳細についてチェックしてきましょう。


・これまで猶予期間だった、建設業の残業時間の規制が義務化


2024年以降、建設業の時間外労働には上限規制が設けられることになりました。

建設の仕事というと、これまでは残業や休日出勤が当たり前という状況がまかり通っていました。

しかし、今後は原則として時間外労働は1ヶ月45時間、1年で360時間以内に制限されます。

残業手当に比重をおいて働いていた方の場合、時間外労働が制限されると収入が減ってしまうことも。時間外労働の制限によって生活が苦しくなる可能性がある点には、十分な注意が必要です。


建設の現場では、工期に間に合わせるために時間外労働をするケースがとても多いものです。

しかし、工期が変わらないのに残業時間が制限された場合、思ったように仕事が終わらないかもしれません。結果として、施工管理の立場にある人にそのしわ寄せがいき、業務全体がハードになる可能性も考えられます。


しかし、黒沼建設なら2024年問題後も心配無用で働けます。

当社には法定の時間内で働ける環境が整っており、残業の有無による給与の低減や違法な残業も一切ありません。



・【2024年問題のメリット②】残業時間が減ることでプライベートが充実しやすいうれしいメリットも!


2024年問題は建設業界にデメリットをもたらすといわれています。

しかし、実はメリットもたくさんあります。

特に、残業時間が減ってプライベートが充実するのは、多くの方にとって喜ばしいことでしょう。ご家族をもつ大黒柱の方なら、子どもと一緒に夕食を食べたり遊んだりと、幸せな時間を過ごせるはずです。家族での時間を過ごせることは、お子さまの無条件の安心感につながります。


お子さまの自己肯定感を育むという観点からも、プライベートの時間をご家族とゆっくり過ごしてみてください。


・【2024年問題のメリット②】しっかり休めるため過労と労災抑止になる


残業の時間が減れば体をゆっくりと休められるので、過労状態になりづらくなります。

疲れから仕事中の注意力が低下したり、眠気に襲われたりした経験をもつ方もいるでしょう。

しっかり休めば仕事での注意力がしっかり働き、ヒヤリとする危険な状況も起こりにくくなります。テキパキと意欲的に仕事に取り組めるので、能率も上がりやすいでしょう。


気持ちよく仕事ができれば職場内の対人関係が良好になり、報連相が無理なくしっかり整います。結果的に仕事がやりやすくなるのも、残業時間が減ることの大きなメリットです。


とはいえ、従業員の作業時間が減った分、残業規制のかからない管理職のタスクが増える可能性も考えられます。

2024年以降は、企業が残業時間のバランスをうまく取るよう配慮する必要があるでしょう。



■鳶職人(足場屋)としての年収、2024年問題の影響でどう変化する?



ここからは、2024年問題が現場にもたらす具体的な影響をご紹介します。


・作業者の収入面に大きな打撃!給与が減ってしまう可能性は高い


「建設業の基本給が低いため、残業や休日出勤で稼いできた」

「日給制で建築会社と契約して働いてきた」


こういった方にとって、2024年以降の残業規制は痛手となる可能性があります。残業や休日出勤が規制されて労働時間が減ると、当然ながら給与は減ってしまうことになります。


・現場を支える事務員や管理職に過度な負担がかかるデメリットも


人材不足を残業でカバーしてきた会社側にとっても、2024年問題は大きな痛手でしょう。

残業ができなくなると、受注した仕事が終わらなくなり、業務が回らなくなっていきます。


2024年以降の残業規制は、建設の現場で働く労働者を対象とした法令です。

これまで一般の作業者が残業でカバーしてきた業務が終わらなくなった場合、そのしわ寄せはオフィス内勤の事務員や管理職に及ぶ可能性があります。


オフィスの事務員や管理職には残業規制がないため、かえって残業の負担が集中することになるかもしれません。


・インボイス問題も相まって、一人親方への逆風は2024年でさらに強く・・・


近年話題となっているインボイス制度も、建設業で働く人に影響を及ぼします。これまで納税を免除されていた方も、インボイス制度の施行以降は消費税支払いが事実上義務化されます。

さらに、インボイス対応の書類作成や経理処理など、事務処理のタスクも増えてしまいます。

時給換算したときに、大きく実入りが減る可能性は低くないでしょう。


一人親方として働き、インボイス制度対応によって雑務が増えることに困らされているのなら、いっそのこと従業員を雇って起業してしまうのもいいかもしれません。


・ 現行制度が改善されるまでは、正社員になるのが最も安全な選択肢かも


2024年問題は据え置きの可能性が高いといわれます。

しかしながら、既に施行されているインボイス制度はあまりにも個人事業主にとって不利で不評です。この評価を受け、今後は制度が大きく改選される可能性もあるかもしれません。


インボイス制度が気になるときには、状況が落ち着くまで一旦正社員になるのも一つの手です。正社員として働けば、インボイス制度を心配する必要はありません。

一人親方の場合、手取りは70%程度で30%は税金の支払いに回すことになりますが、正社員なら100%が手取りです。

福利厚生など多彩なメリットを享受できるのも、正社員という働き方の魅力です。



■黒沼建設で高収入を実現しませんか?



建設業界は現在、2024年問題やインボイス制度などの影響で大きな転換期を迎えています。

働き方に悩んだときには、最も効率よく収入を得られる道を探してみましょう。

場合によっては、一人親方から正社員へと方向転換した方が、有利に進むことができるかもしれません。


黒沼建設は、経験豊富な鳶職人が多く在籍し、一人一人を尊重した教育を行う制度があるため、未経験者でも安心して勤めることができます。


また、足場鳶と重量鳶、鉄骨鳶など鳶に関するすべてを手掛ける会社であり、マンションから大型施設まで施工を行うため、さまざまな現場でキャリアを積むことが可能です。


鳶職に必要な資格取得支援制度や残業がほぼナシなのでライフワークバランスが整っており「未経験」「キャリアチェンジ」どちらでも安心して働ける環境です。皆さんの「やる気」を全力で応援する弊社で是非一緒に盛り上げていきましょう。


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