建設業界の人手不足、これって本当!? 思い込みから抜け出し、業界の魅力と展望に迫る!  

建設業界は人手不足、そう聞くけれども・・・

でも給料は高そうだし、何より社会貢献度が高くて将来的な需要も高い!


先細りな業界も少なくない現代では、建設業界で働くのもありかも!


でもでも、人手不足できついのは嫌だしな・・


念のため、目指す前に建設業界について調べてみようか。


といった方のために、建設業界の人手不足、その現状とその本当の理由。

そしてその打開策などについて、黒沼建設が解説いたします。




■建設業界の入職者数、現状はどのようになっているのか!? ※2023年12月 執筆時点



まず、建設業界の人手不足の状況を確かめるために、入職者数の現状(2023年12月 執筆時点)を見てみましょう。



・実は入職者数、増えている! 建設業界に魅力を感じる方も多い


建設業界は人手不足で悩んでいますが、人手不足というと、入職者数が減少しているのだろうと思われがちなところ。


しかし、実際には入職者数は増えているのです。


建設業入職・離職者数の推移

【引用元】建設業デジタルハンドブック


上記のグラフをご覧ください。

2022年の入職者数は下降しましたが、2010年以降は上昇、あるいは現状維持が続いています。


つまり、建設業界への入職者数は比較的多いのです。





次に、下記のグラフもご参照ください。

新規学卒者 建設業界への入職状況

【引用元】建設業デジタルハンドブック


これによると、新規学卒者の入職状況に関しては、2010年以降右肩上がりになっています。





以上、二つのグラフを見てみると、人手不足と言われる建設業界を志す人は増えていることがわかります。


特に新規学卒者の入職者数は順調に推移。

建設業界に魅力を感じている人は多いことが分かります。



・なぜ、新卒が建設業界を志望する方が増え続けているのか?


以前の建設業界というと、3K(きつい・汚い・危険)のイメージが強かったですが・・・


近年(2023年12月執筆時点)、よいイメージを持つ人も増えてまいりました。


具体的には、次のようなポジティブなイメージで見る人も増えてきているのです。


  • 社会貢献度が高い
  • 安定感がある
  • 手に職がつく
  • 給料が高い



手に職がつく:

先行き不透明な時代にあって、建設業界の職は具体的なスキルを伴い、転職やキャリアアップのアピールポイントにもなります。


「建設キャリアアップシステム」によって、スキルも見える化できるのも、建設業界特有の魅力です。


給料が高い:

地方公務員の給料が下がり気味なのに対して、建設業に携わる労働者の中にはその地方公務員よりも高い給料を受け取っている方も多くいらっしゃるようです。



このように良いイメージも先行しつつある建設業界!

将来性が高い、安定している、給料がいい、スキルアップを図れるなどの面が好まれていることが、新卒で建設業界を目指す人が増えている理由でしょう。




■ではなぜ、建設業界は最終的に人手不足に陥るのか? ポイントは「団塊世代の退職」「若者の離職率の高さ」



ここまで記事を読んだ人の中には「建設業界の人手不足は事実ではないの」かと思う方もいらっしゃったかもしれません。


入職者が増えれば、人員も増えるので一見、建設業界も順調に発展していくように見えるのですが・・・



では、なぜ人手不足と言われるのでしょうか。

ポイントは「団塊世代の退職」と「若者の離職率の高さ」


それぞれの状況を見てみましょう。



【ポイント①】約800万人もいると言われる「団塊世代」の2025年問題


建設業界には「2025年問題」というものがあります。


2025年には約800万人とも言われる「団塊世代」の労働者が75歳以上になり、比較的肉体的に仕事を続けるのが難しくなる時期。


定年で退職せず、建設業界で頑張り続けてくださった方々が・・・

大量退職が発生する可能性が示唆されています。



一般的な定年退職年齢は2024年まで60歳で、2025年以降65歳に引き上げられますが、団塊世代はその年齢を大きく超えています。


本当は年金だけでは生活が苦しく、建設業界で働き続けたい方も中にはいらっしゃるかもしれません。


しかし、体力的に継続が困難になり、仕方なく退職を選択するケースも出てくるでしょう。


最も人口比率の多い団塊世代が大量退職ともなれば、この先建設業課の人手不足がさらに深刻化するのではと懸念されています。



【ポイント②】入職者数が増えている若者、その離職率も高い


建設業界への入職者数が増えていることは歓迎すべきニュースなのですが・・・

残念ながら入職した若者の離職率も高くなっています。


離職率が高ければ、入職者数が増えてもプラスマイナス0か、人手不足となるでしょう。


若者の離職率が高い理由はいろいろ考えられますが、中でも特に多いのが人間関係。


建設業ではチームで働くことが主になり、同じメンバーがいつも顔を合わせます。

そのため、先輩や上司の機嫌や調子が悪いときは直接後輩や部下にしわ寄せがいくものです。


狭い人間関係の中でのことになるので、逃げ場もありません。

そのことがプレッシャーになり、職を続けにくい雰囲気になることもあります。


また、上司のマネージメントが効かなくなり、人間関係が希薄になることもあるようです。



・人間関係改善が人手不足解消への第一歩!スキルアップ・将来的な需要の高さなど魅力あふれる建設業界


建設業界の状況を見ると、将来性も高く魅力的ということもあって、新卒希望者自体は多いです。


ただ、人間関係の悩みなどによる離職率が高いのが悩みの種。


そこで、改善の努力が必要になってきますが、方法はいくつかあります。



まずトップダウンの指示体系を少し見直し、作業員一人ひとり意見のボトムアップを積極的に図ることも大切でしょう。


風通しをよくし、ネガティブなこともポジティブなことも報連相できるような雰囲気作りもポイント。

その際、ミスが起きた際の報告に対してもいたずらに責めすぎず、寛容になる必要がございます。

それが失敗を恐れない気持ちにつながり、作業員の生産性も上がり、やる気もアップします。



日頃の雑談でも愚痴を言うのではなく、明るく前向きな話題を取り上げたいところ。

気分がポジティブなり、仕事に頑張ろうと積極的になるでしょう。



以上のようなことを心がけると、仲間と一緒に仕事をするのが楽しくなり、職を辞めようという気持ちもなくなっていきます。


長続きすれば、スキルやキャリア、給料もアップと好循環になりますから、若者の離職率も下がるでしょう。




■鳶職人求人中の黒沼建設、「個を尊重した」一人ひとりを大切にする環境をご用意



・社員が自分らしく輝けるよう、一人ひとりの個性に合った指導方針


黒沼建設では、一人ひとりの個性を重視し最も適切な指導方針を採用します。


人によって得手不得手は異なります。

作業の覚えや習得も十人十色。


厳しめに指導した方がやる気アップにつながる作業員もいる一方、その怒号に萎縮してしまう人もいます。


褒められるとうれしくて作業が速くなる方もいれば、反対に褒められることにむずがゆさを覚えてかえってパフォーマンスが低下してしまう方も。


それぞれの性格や考えに応じて指導をしてまいります。



・実はさまざまなタイプがある鳶職人、そのスキルがトータル的に習得できる


鳶職人といってもさまざまなタイプがあります。

足場鳶・重量鳶・鉄骨鳶。

黒沼建設はそのすべてを手掛けるスペシャリスト集団です。


すべてのジャンルの鳶のスキルも身につき、転職時にも有利になり、業界から引っ張りだこになるでしょう。


先行き不安定な時代にあって、将来性も高くなっています。



・資格取得支援:費用は全額、黒沼建設が負担


黒沼建設では、資格取得支援制度も用意しています。費用は全額当社が負担いたします。


鳶職に携わる場合も資格がある方がより信頼が高まりますので、ぜひ当社の制度を利用してください。



・鳶職人は本当に危険!? 徹底した安全対策で労災発生のリスクを極限まで削る


鳶職は高所での作業が多いので、危険を伴います。

そこで当社では、徹底的な安全対策を実施し、労災発生リスクを最小限に抑えるように努めています。


施工時にはフルハーネスを着用するほか、人員配置も余裕を持って行うよう配慮。

このように、鳶職人が安心して作業にあたることができる環境が整っております。




【まとめ】建設業界で長く活躍できる、スキルの高い鳶職人、黒沼建設で共に目指していきませんか?



黒沼建設は、経験豊富な鳶職人が多く在籍し、一人ひとりを尊重した教育を行う制度があるため、未経験者でも安心して勤めることができます。


また、足場鳶と重量鳶、鉄骨鳶など鳶に関するすべてを手掛ける会社であり、マンションから大型施設まで施工を行うため、さまざまな現場でキャリアを積むことが可能です。



鳶職に必要な資格取得支援もあり、やる気があれば大きく成長することができるでしょう。


このような支援制度も充実させ、未経験者様や一人親方のご応募もお待ちしております。



鳶職を極めたい、事務仕事などに煩わされることなく、鳶職として専門性を追求したいという方は、黒沼建設への応募をご検討ください。





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